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亀石倫子氏(弁護士)を次期参院選挙・大阪選挙区の公認候補者とすることを決定しました。

2018.9.28

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亀石倫子氏(弁護士)を次期参院選挙・大阪選挙区の公認候補者とすることを決定しました。

立憲民主党は28日、常任幹事会(持ち回り)を開催し、亀石倫子(かめいしみちこ)氏を次期参院選挙・大阪選挙区の公認候補者とすることを決定しました。

同日午後、大阪市内で枝野幸男代表が同席し記者会見を開きました。


わたしの決意

ひとりひとりの「ささやかで、かけがえのない自由」を守りたい。その思いで弁護士として働いてきました。しかし、いま、憲法が保障する個人の自由は公益や公の秩序の名の下に制約されようとし、一方で表現の自由をはき違えた言葉の暴力が蔓延しています。いま決断しなければ手遅れになるかもしれない。その危機感を胸に来夏の参院選挙に立憲民主党から立候補する決意をいたしました。

亀石 倫子

1.守りたいもの

わたしはこれまで、弁護士として、いくつかの憲法訴訟に取り組んできました。そうした活動を通じてわたしが守りたいと思ったのは、ひとりひとりの「ささやかで、かけがえのない自由」でした。

他人の権利を侵害しない限り、自由でいい。憲法が保障しているこの価値を守りたいと思いながら、仕事をしてきました。

誰かの自由が奪われることを見過ごせば、いつかその仕打ちは自分に返ってくると思って、働いてきました。

2.刑事弁護人という仕事のやりがい

刑事事件の被疑者・被告人を弁護するという仕事を数多く経験するなかで、捜査機関の恣意的な法解釈や立法の不備、空白に何度も直面しました。

たとえば、大阪市内のクラブが風営法違反で摘発された事件では、その後、最高裁で無罪が確定しましたが、並行して、時代遅れの法律を改正しようという署名活動がはじまり、法改正につながりました。

警察が、長年秘密裡におこなっていたGPS捜査については、最高裁が立法措置をとることが望ましいという判断を示しました。

刑事弁護人としての仕事が、法律を変えたり、作ったりすることにつながり、市民の「ささやかで、かけがえのない自由」を守ることができたとき、この仕事に心からやりがいを感じました。

3.社会を覆う暗い「空気」

しかし、いまの社会は、「ひとりひとり違う個人」として自由でいられるどころか、むしろ生きにくくなっているように感じます。

権力に都合の悪いことがなかったことにされ、その権力におもねる人が優遇され、弱い立場の人への思いやりや優しさが忘れられ、表現の自由をはき違えた言葉の暴力が蔓延しています。

嘘、差別、セクハラ、パワハラ、誹謗中傷があふれ、社会を覆う暗い「空気」が、ひとりひとりが自由に生きることを、阻害しているように感じます。

4.安倍首相が目指す「新しい国」

いま、安倍首相は「新しい国造り」のために改憲を目指しています。その「新しい国」では、個人の自由と権利は、公益や公の秩序のために制約されるのではないかと危惧しています。個人の自由と権利には、責任と義務が伴うとされようともしています。

個人のために国や社会があるのではなく、国や社会のために個人がある。安倍首相が目指している「新しい国」とは、そういう価値観の国です。

ひとりひとりの「ささやかで、かけがえのない自由」が、国や社会のために犠牲にされる社会になっていくのではないか。危機感が強くなっていきました。

5.大阪を「自由」な街に

北海道で生まれ育ったわたしが、大阪へ越してきたのは、今から18年前のこと。子どものころから協調性がないと言われ、同調圧力が苦手だったわたしは、多様な個性、価値観を受け入れてくれる大阪の懐の深さとやさしさをさまざまな場面で感じ、大阪の自由な空気が心から好きになりました。

ところが、その大阪からも「自由」が奪われつつあります。指揮官は一人でいいという「大阪都構想」。競争主義の「教育改革」。なおざりにされる福祉や防災。強引に進められようとしているカジノ誘致。そこにあるのは、自由な議論ではなく、対立を煽り、反対の声を力でねじ伏せるような政治です。

多様性を認めあう自由な街・大阪に、寛容な政治を取り戻したいと思います。

6.わたしにできることは何か

わたしは、社会を覆っている暗い空気や、自由にものを言えないような風潮に、毅然として抗いたいと思っています。

今回、立候補の要請を受けるまで、政治家を志したことはありませんでしたが、弁護士として取り組んできた事件が法の運用の現場で起きていることだとすれば、法律をつくったり変えたりするのは、まさに国会議員の仕事です。「自由」を守るために働くという意味では、これまでやってきたことと同じだと思いました。むしろ、誰かの自由が奪われてしまう前に、法律を作ったり変えたりする仕事に関われるとすれば、ぜひ挑戦してみたいと思いました。

人生でもっとも勇気のいる決断の背中を押したのは、いま決断しなければ手遅れになるかもしれない、という危機感でした。

7.立憲民主党から

日本に立憲主義を回復し、違いを認め合い、ともに支え合う社会を実現する。わたしが目指す社会や守りたいものは、立憲民主党の考え方と一致しています。

同じ想いを共有する多くの方々といっしょに、自由で、民主的な社会を取り戻すために、立憲民主党から立候補することを決意いたしました。


亀石 倫子(かめいし みちこ)
法律事務所エクラうめだ 代表弁護士

経歴
1974年 北海道小樽市生まれ
1993年 東京女子大学文理学部英米文学科入学
1997年 一般企業に入社
2005年 大阪市立大学法科大学院入学 2009年 大阪弁護士会に弁護士登録(新62期)
 刑事事件を多く取り扱う法律事務所に入所し、刑事事件を中心に経験を積む
2016年 「法律事務所エクラうめだ」開設

主な担当事件
2014年 クラブ風営法違反事件(2016年最高裁で無罪確定)
2016年 乳児傷害致死事件(大阪地裁で無罪確定)
2017年 GPS捜査違法事件(最高裁大法廷で違法判決)

論文
1.季刊刑事弁護 第85号
「事例報告 GPS捜査は令状主義を没却する重大な違法があるとされた事例」(2016年)
2.刑事法ジャーナル第48号「捜査による位置情報の取得と弁護」(2016年)
3.成文堂「新時代の刑事弁護」浦功編著「GPS捜査と弁護活動」(2017年9月1日発行)
4.日本弁護士連合会「自由と正義」
2017年10月号「GPS捜査大法廷判決に至るまでの弁護活動」


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